最後の秘境が揺れる――ニューブリテン島で発見された「地下超巨大空間」と、迫り来る開発の影
話題沸騰中の 最後の秘境が揺れる――ニューブリテン島で発見された「地下超巨大空間」と、迫り来る開発の影について、多角的な視点を分かりやすく掲載しています。
だが、この奇跡の地を静寂のままにしておく時間は長くなさそうだ。電気自動車(EV)の急速な普及に伴い、バッテリー素材となるニッケルやコバルトの需要が世界中で爆発している。ここニューブリテン島の地下には、手つかずの優良な鉱床が存在することが以前から指摘されており、今回の調査によってその詳細な地質データが期せずして明らかになってしまったのだ。
すでにアジアや欧州の巨大資源開発企業が、パプアニューギニア政府に対して探鉱ライセンスの申請を急いでいる。地元政府にとっては、国家財政を潤す千載一遇のチャンスである一方、環境破壊への懸念は拭えない。開発か、それとも保護か。激しいロビー活動がポートモレスビーの政界で繰り広げられている。