日本の蛇の種類と危険な毒蛇の見分け方|飼育向け人気種や対処法まで解説
日本の蛇の種類と危険な毒蛇の見分け方|飼育向け人気種や対処法まで解説に関する深掘り記事をまとめてご紹介します。関心のある方は必見です。
野外で蛇を見かけた際、最優先すべきは「毒の有無」の確認です。日本国内で深刻な咬傷被害を出すのは、マムシとヤマカガシの2大毒蛇です。
一般に無毒蛇の頭部は首から滑らかにつながる楕円形ですが、毒蛇であるニホンマムシは毒腺が発達しているため明らかな三角形の頭部をしています。また、明るい場所で観察した場合、アオダイショウやシマヘビの瞳孔が「丸い」のに対し、マムシの瞳孔はネコのような「縦長のスリット状」になっています。
野外で特に誤認されやすいのがアオダイショウとマムシの違いです。成体のアオダイショウはオリーブグリーン一色で2メートル近くまで巨大化するため判別が容易ですが、幼蛇の時期はマムシそっくりの「茶褐色の銭形斑紋」を持っています。これは天敵から身を守るための擬態と考えられていますが、マムシは胴体が短く太っており、尾が急激に細くなる独特の体型をしているため、全体のプロポーションを冷静に見ることで識別が可能です。
もう一方の脅威であるヤマカガシの毒性と危険度は、かつて無毒と誤認されていた歴史があるほど特異です。ヤマカガシは奥歯の付け根にある「デュベルノワ腺」から出血毒を注入するだけでなく、首筋の「頸部腺」からも毒液を噴出させます。この毒は血液の凝固因子を活性化させて全身に微小な血栓を作らせ、最終的に血液が固まらなくなる強力な出血毒です。噛まれてから数時間後に歯茎や消化管から出血が始まるケースがあり、噛まれた直後に痛みが少ないからといって放置するのは極めて危険です。