八王子の気温はなぜ極端?都心との差や猛暑・極寒の真相を徹底解明
八王子の気温はなぜ極端?都心との差や猛暑・極寒の真相を徹底解明についての疑問解決ガイドを徹底解説します。
気象ニュースで頻繁に八王子の名前が読み上げられる際、インターネット上では「アメダスが置かれている場所が特別暑いのではないか」「設置環境に偏りがあるのでは」という疑問が投げかけられることがあります。
現在、気象庁が八王子市内で気温・風向風速・降水量などを観測しているアメダス(八王子観測所)は、八王子市暁町の浅川近くに位置する東京都水道局の施設敷地内に設置されています。かつては元八王子町に置かれていた時期もありましたが、観測環境の均質性を保つため、周囲に高い建物がなく芝生で整備された標準的な気象庁基準を満たした場所で運用されています。
現地を取材・確認すると、直射日光を遮る高いビルや工場などの人工熱源から適度に離れており、決して「意図的に高い数値を出すような特殊な熱だまり」ではありません。むしろ、広々とした河川沿いの開けた土地にあるからこそ、昼間は遮るもののない強烈な日射をストレートに受け、夜間は周囲の遮蔽物がないために宇宙空間への放射冷却が最も効率よく作用します。
2018年7月23日に記録された歴代最高気温39.3℃も、フェーン現象のような特殊気流と猛烈な高気圧の張り出しが重なり、観測地点周辺の平野部全体が均一に熱せられた結果でした。測定器の狂いではなく、八王子の地形と大気循環が忠実に数字として出力された結果なのです。