『犬夜叉』冥道残月破の真実!殺生丸が技を託した理由と父の真意
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物語最大の謎でありドラマの核心となったのが、なぜ闘牙王は最初から犬夜叉ではなく殺生丸に冥道残月破を修得させ、最終的に犬夜叉へ継承させたのかという点です。その背景には、二振りの刀に隠された残酷な成り立ちと、二人の息子に向けられた父の計算がありました。
本来、冥道残月破は「鉄砕牙」に備わっていた技でした。しかし、犬夜叉の母である人間の女性(十六夜)と犬夜叉を守るため、闘牙王は鉄砕牙から冥道残月破の能力だけを切り離し、癒しの刀「天生牙」として再鋳造して殺生丸へ遺したのです。半妖である犬夜叉の身を守る盾として鉄砕牙を渡しつつ、危険すぎる冥道残月破を犬夜叉が制御できるようになるまで封じるための処置でした。
何より、冥道残月破を真円の完全体へと育て上げるには、純粋な大妖怪の圧倒的な妖力と、他者のために命を懸ける「慈悲の心」が不可欠でした。半妖の犬夜叉には未熟ゆえに技を育てる器がなく、一方で強大だが慈悲を知らない殺生丸には技を完成させるための心の成長が必要だったのです。父は殺生丸の類まれな資質を信頼し、技の育成を殺生丸に託し、完成した暁には弟に譲らせるという、一見すれば非情極まりない采配を下していました。