バストのカップ数はどう決まる?見た目の差と2026年最新の平均サイズ

バストのカップ数はどう決まる?見た目の差と2026年最新の平均サイズについて押さえておきたい 注意点を分かりやすく解説いたします。

インナーウェア業界の歴史を振り返ると、日本人女性のバストサイズに関するデータは劇的な変遷を辿ってきました。トリンプ・インターナショナル・ジャパンが1980年代から公表している売上白書やワコールの人間科学研究開発センターの調査資料を紐解くと、1980年代初頭の売上構成比は「Aカップ」が全体の過半数(約58%)を占め、Bカップと合わせると全体の8割以上を占めていました。

しかし、食生活の欧米化による動物性タンパク質や脂質の摂取量増加、さらには若年層の平均身長・骨格の変化に伴い、サイズ構成比は年を追うごとに右肩上がりを続けました。2000年代以降にDカップ以上の構成比が急伸し、2020年代半ばから2026年の現時点に至る市場データでは、売上シェアの最多層が「Cカップ〜Dカップ」へと完全に移行しています。現在では、C・D・Eカップを合わせた割合が全体の約60%を超えるブランドも珍しくありません。

ここで重要なのは、「日本人の肉体そのものが急激に肥大化したわけではない」という専門家の分析です。昭和期はブラジャーを「胸を押さえつけて隠すもの」としてタイトに着用する傾向が強く、実寸よりも小さいAカップやBカップを買い求めていたケースが多数存在しました。平成から令和にかけてランジェリーショップでの対面フィッティングが一般化し、トップバストとアンダーバストの差を正しく測る文化が定着した結果、「潜在的にDやEカップだった層が適正なサイズを認識するようになった」という測定意識の変革が、平均値押し上げの大きな正体です。

林 結菜

林 結菜

ライフスタイル編集者

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest