ウィンチェスター屋敷の真相!38年続いた迷宮増改築と呪いの正体
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ウィンチェスター邸を世界で唯一無二の存在にしているのが、その狂気じみた建築意匠です。建築家を一切雇わず、サラが毎朝スケッチブックに走り書きしたアイデアをもとに増築されたため、ウィンチェスターハウスの複雑怪奇な迷宮構造には合理的な統一性がありません。
屋敷内を歩くと、数々の奇妙な仕掛けに遭遇します。最も象徴的なのが、登りきった先が行き止まりになっているウィンチェスター・ミステリー・ハウスの階段が天井へと消えていく構造です。一段の高さがわずか5センチほどしかない極端に浅い階段(リウマチで足が上がらないサラのために作られたスイッチバック階段)や、扉を開けると2階の高さから庭へ真っ逆さまに転落する「どこにも通じていないドア」など、異様な光景が広がります。
これら奇怪な構造が生まれた決定的な契機の一つが、1906年のサンフランシスコ地震でした。当時7階建てだった屋敷の大部分が倒壊し、サラ自身も寝室に閉じ込められました。地震後、彼女は倒壊したエリアを完全に撤去するのではなく、壊れた部屋の周囲を塞いだり、使えなくなった通路をそのまま壁で覆ったりしたため、結果としてさらに複雑な迷宮と化したのです。
また、屋敷の至る所にサラが執着したとされる「数字の13」と「クモの巣モチーフ」が散りばめられています。13枚の窓ガラス、13段の階段、13個の排水口、13個のシャンデリア用キャンドルホルダーなど、不吉とされる数字をあえて取り入れた意図は、今なお解明されていない謎の一つです。