お金がなくて歯医者に行けない?手持ちゼロで受診する救済策
お金がなくて歯医者に行けない?手持ちゼロで受診する救済策の真相や最新動向に迫る! 専門的な視点で紐解きます。
「お金がないから」と虫歯を放置し続けることは、短期的には出費を抑えているように見えて、長期的には莫大な金銭的・身体的損失を招く行為です。虫歯菌(主にミュータンス菌やレンサ球菌)が引き起こす病態は、歯の内部だけにとどまりません。
虫歯菌が根の先端から骨へと漏れ出すと、根尖性歯周炎(こんせんせいししゅうえん)を引き起こし、顎の骨の中で膿が溜まります。さらに感染が顔面や頸部の筋肉の隙間に広がる蜂窩織炎(ほうかしきえん)や、顎の骨全体が腐敗する顎骨骨髄炎(がっこつこつずいえん)に進行すると、顔面が大きく腫れ上がり、高熱とともに気道が圧迫されて呼吸困難に陥るリスクが生じます。
さらに恐ろしいのは、細菌が血液中に入り込んで全身を巡るケースです。血管内で細菌が増殖する「敗血症」や、心臓の内膜に感染巣を作る「感染性心内膜炎」、さらには脳静脈に血栓を作る「海綿静脈洞血栓症」など、死に至る重篤な全身疾患を併発した症例が医療機関から多数報告されています。
初期の虫歯であれば1回〜2回、数千円で済んだはずの治療が、重症化して抜歯やインプラント、顎骨の切除手術、あるいは全身管理のためのICU入院となれば、数十万円から数百万円単位の医療費がかかることになります。虫歯の放置は、医学的にも経済的にも最もハイリスクな選択です。