ピカソのフルネームが長い本当の理由!全表記と意味・覚え方を徹底解剖
ピカソのフルネームが長い本当の理由!全表記と意味・覚え方を徹底解剖の注目されている理由をコンパクトにまとめました。全体像を一目で把握できます。
なぜ、これほどまでに長い名前を名付けられることになったのでしょうか。その最大の理由は、「キリスト教(カトリック)の聖人信仰」と「親族・名付け親への敬意」をすべてひとまとめにしたスペイン伝統の命名慣習にあります。
1881年10月25日深夜、スペイン南部の港町マラガで誕生したパブロ・ピカソですが、実は生まれた瞬間は息をしておらず、仮死状態の難産でした。当時の出産に立ち会った医師であり叔父のドン・サルバドールが、くゆらせていた葉巻の煙を赤ん坊の顔に吹きかけたところ、激しくむせ返って産声をあげ、奇跡的に息を吹き返したという壮絶なエピソードが本人の回想録や伝記にも記録されています。
一命を取り留めた待望の長男に対し、両親と親族一同は「二度と不幸に見舞われないよう、あらゆる偉大な聖人と身内の守護を授けたい」と強く願いました。その結果、誕生日の守護聖人、一族を守護する聖人、敬愛する祖父や叔父、名付け親(ゴッドファーザー・ゴッドマザー)の名前を可能な限りすべて連ねることになったのです。
日本でも落語の『寿限無』において、我が子の長寿を願うあまり「じゅげむじゅげむ ごこうのすりきれ…」と縁起の良い言葉を際限なく繋げた親心が描かれますが、ピカソの命名背景にも全く同じ親の切実な祈りが込められていました。