背部の筋を完全解剖!浅背筋・深背筋の役割と背中コリの根本原因
背部の筋を完全解剖!浅背筋・深背筋の役割と背中コリの根本原因にまつわる最新トピックを分かりやすく発信ます。
浅背筋を取り除くと現れるのが深背筋です。深背筋はさらに「棘肋筋(上後鋸筋・下後鋸筋)」などの浅層と、背骨に密着する「固有背筋」に分類されます。直立姿勢を保つ主役となるのが、固有背筋を構成する脊柱起立筋と横突棘筋です。
脊柱起立筋は、外側から順に腸肋筋・最長筋・棘筋の3つで構成される長大な筋群です。骨盤の仙骨や腸骨稜から頭蓋底・頸椎・胸椎・肋骨へと連なり、両側が同時に収縮すれば「脊柱の伸展(背筋を伸ばす動作)」、片側が収縮すれば「同側への側屈」をもたらします。立位や座位で重力に対抗し続けるための、いわば人体の抗重力柱です。
そのさらに深層、椎骨の横突起と棘突起の間を斜めに結ぶのが横突棘筋群(半棘筋・多裂筋・回旋筋)です。脊柱起立筋が大きな動きを作るのに対し、横突棘筋は1〜数個の椎骨同士を微細に繋ぎ止め、脊椎の回旋運動と局所的な安定化(スタビリティ)を担っています。特に腰椎部で発達している多裂筋は、腰痛予防や体幹機能の要として臨床現場でも極めて重視される筋肉です。