美声の裏に潜む生態系危機!ソウシチョウの鳴き声と外来種問題の全貌

美声の裏に潜む生態系危機!ソウシチョウの鳴き声と外来種問題の全貌の全体像を分かりやすくまとめてご紹介します。

ソウシチョウの最大の魅力であり、同時に識別の決定打となるのがそのバリエーション豊かな鳴き声です。スズメ目ソウシチョウ科(旧ヒタキ科・チメドリ科周辺に分類されることもある東洋区固有群)に属する本種は、発声器官が極めて発達しており、山林において圧倒的な音圧と音域を誇ります。

野鳥観察の現場やYouTube等の鳴き声解説動画、さらには日本野鳥の会(Bird Fan)が公開している3次元声紋データ等を参照すると、ソウシチョウの鳴き声は明確に「さえずり(繁殖期の求愛・縄張り宣言)」と「地鳴き(日常の連絡・威嚇・警戒)」の2つに大別されます。

① さえずりの特徴(メロディアスな美声):
春から夏にかけてオスが発するさえずりは、「チョットコイ、ピョロピョロ、フィリフィリ、チュルルッ」と多彩な音階を滑らかに繋ぎ合わせたようなリズミカルな節回しです。音色は極めて澄んでおり、高周波のトリルと中音域のフルートのような響きが混ざり合います。ウグイスの直線的で完成された定型句(ホーホケキョ)と比べると、アドリブ演奏のように長大で抑揚に富んでいる点が際立った特徴です。

② 地鳴きの特徴(鋭く濁った警戒音):
一方で、藪の中で仲間と交信する際や天敵を警戒する際には、さえずりの美しさとは対照的な「ジジッ、ジジッ」「ギュギュッ」「ジャッジャッ」という低く濁った摩擦音を発します。集団で行動することが多いため、1羽が警戒音を発すると周囲の個体が一斉に鳴き交わし、薮全体から騒々しい地鳴きが湧き上がる現象が観察されます。

鈴木 陽菜

鈴木 陽菜

テックライター兼ウェブディレクター

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

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