血液検査の異型リンパ球とは?白血病との違いや原因・数値を徹底検証
血液検査の異型リンパ球とは?白血病との違いや原因・数値を徹底検証について知っておくべき 理由を分かりやすい構成で解説いたします。
血液検査の白血球分画において報告される異型リンパ球(Atypical lymphocyte / Reactive lymphocyte)とは、形態的に通常のリンパ球よりも大型化し、細胞質が豊富になったリンパ球を指します。病理学的な用語として「異型」と付くため悪性腫瘍を連想させがちですが、実際には外敵と戦うために戦闘モードへ変貌を遂げた「活性化リンパ球(主に細胞傷害性T細胞)」です。
健康な成人の場合、異型リンパ球の基準値は「0%(陰性または検出されず)」と判定されます。通常の末梢血内にはほとんど出現しませんが、ウイルス感染やアレルギー反応、強い免疫刺激を受けると、抗原に反応して急速に増殖・分化します。臨床検査における出現率の割合は、白血球全体あるいはリンパ球総数に対する百分率(%)で表記され、一般的に1〜2%程度の軽度出現から、活動期の感染症では10%以上、重症例では20%超に達することもあります。
人間ドックやスクリーニング検査で「数パーセント」の出現が認められた場合、直近数週間以内に自覚症状のない風邪や不顕性感染を起こしていた痕跡である場合が多く、数値の大きさだけでなく臨床症状の有無と併せて総合的に評価されます。