心電図の反時計回転は放置Ok?原因や左室肥大のリスク・再検査の基準を解説
心電図の反時計回転は放置Ok?原因や左室肥大のリスク・再検査の基準を解説の基礎知識と応用に迫る! 専門的な視点でまとめました。
健康診断の心電図検査では、胸に6つの電極(V1〜V6)を装着し、心臓の拍動に伴う電気信号の流れを記録します。この6つの誘導のうち、電気の波形がマイナス側からプラス側へと切り替わるポイントを「移行帯」と呼びます。
通常、移行帯は胸の中央あたり(V3〜V4誘導付近)に現れます。しかし、足元から心臓を見上げた位置関係において、心臓が反時計回りに回転しているように電気信号が伝わると、この移行帯が右胸寄り(V1〜V2誘導側)へとズレます。これが「心電図の反時計回転」と呼ばれる状態の正体です。
言葉の響きから「心臓自体が物理的にぐるりと回転してしまった」と誤解されがちですが、実際には臓器そのものが異常なねじれを起こしているわけではなく、主に電気信号の見え方や胸郭内でのわずかな傾きを示しているに過ぎません。