長浜黒壁で出会う造形の奇跡!海洋堂フィギュアミュージアムの全貌
長浜黒壁で出会う造形の奇跡!海洋堂フィギュアミュージアムの全貌の全体像を丁寧に掘り下げてご紹介します。
このミュージアムを深く味わうには、生み親である株式会社海洋堂の破天荒な歩みを知らねばならない。1964年、大阪府門真市で産声を上げた一坪半の小さな模型店。そこがすべての始まりだった。「創るモノは夜空に輝く星の数ほど無限にある」という信念を掲げた創業者・宮脇修の型破りな情熱が、店の原動力だった。
その熱き血を受け継ぎ、フィギュアを世界共通のカルチャーへと押し上げたのが、愛称「センム」としてファンに親しまれる宮脇修一だ。既存のプラスチックモデルの枠を壊し、誰も見たことのないリアルな立体物を生み出すべく、才能ある原型師たちを全国から集結させた。彼らの狂気じみたこだわりが、ガレージキットというまったく新しい市場を開拓していくことになる。
二人の宮脇が切り拓いたのは、単なる玩具ビジネスではない。平面のイラストやアニメーションを立体という空間芸術へと翻訳する、新しい表現領域の開拓だった。展示室に並ぶ歴代のマスターピース群には、商業的な打算を超えた創作者たちの剥き出しのパッションが今も宿っている。