ペストや天然痘に人類はどう勝った?病気の歴史に隠された衝撃の真相を解明
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近代医学の奔流は、西洋から東洋へと確実に波及していった。イギリスのエドワード・ジェンナーが牛痘を用いた天然痘ワクチンを発明した予防接種の概念は、やがて国境を越え、日本にも大きな刺激を与えた。
その精神を継承し、世界の頂点に立ったのが北里柴三郎だ。コッホに師事した彼は、破傷風菌の純粋培養に成功し、血清療法という画期的な治療法を確立。さらにペスト菌を発見するなど、世界の感染症学に金字塔を打ち立てた。予防医学の重要性を早くから説いた北里の理念は、現代の医療体制の骨格を形作る基礎となっている。