安室奈美恵『Sweet 19 Blues』歌詞の真実と小室哲哉の制作秘話
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1996年当時、渋谷を中心に吹き荒れたアムラー社会現象は、茶髪のロングヘア、細眉、厚底ブーツ、ミニスカートといったファッション面だけでなく、少女たちの自己主張やアイデンティティの形成にまで直結していました。
街頭に立つ少女たちは、安室奈美恵の外見を真似ることで自己を武装し、同時に『SWEET 19 BLUES』を聴くことで内面の孤独を癒やしていました。当時の渋谷109周辺やストリートを取材した記録映像でも、多くの女子高生・若者たちがウォークマンでこの曲をリピートしていた様子が記録されています。
また、本作は東映配給の映画『That's カンニング 史上最大の作戦』の主題歌としても起用されました。安室奈美恵自身がヒロイン役として出演した同作は、軽快なコメディ映画でありながら、エンディングに流れる『SWEET 19 BLUES』のしっとりとした情緒が映画全体の質感を大人びたものへと引き締める効果を発揮しました。映画主題歌としての露出と、街頭ビジョンやラジオでの大量オンエアが相乗効果を生み、ティーンエイジャーの日常に完全に溶け込んでいったのです。