全身ゴム人間の正体とは?ネットを騒がす都市伝説の真実と目撃情報

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では、現場のプロフェッショナルたちはこの言説をどう見ているのでしょうか。国内屈指の特殊メイクスタジオで長年映画やCMの造形を手掛けてきたチーフアーティストに、技術的な観点から「人間をゴムマスクで完全に別人に見せかけられるのか」を直撃取材しました。

「結論から言えば、ハイビジョンカメラの前に立って、他人の目をごまかし続けることは技術的に不可能です。映画で使われる医療用グレードのシリコン製プロスセティックス(人工皮膚)は極めて精巧ですが、本人の骨格の凹凸を完全に消すことはできません。さらに、人間は1時間に数百ミリリットルの汗をかきます。皮脂や体温によって、皮膚と接着している医療用糊は最長でも半日程度で浮き上がってくるのが現実です。公の場で何時間も会見したり、激しく表情を変えたりしながら他人に成り代わるなど、現場を知る人間からすればSF映画のファンタジーに過ぎません」

また、東京都内の繁華街で実際に「全身黒ラバーの人物」を目撃したという20代のクリエイターは、その瞬間の様子をこう振り返ります。

「週末の深夜、ドン・キホーテの近くを歩いていたら、顔まで完全に光沢のあるゴムで覆われた人が無言で立っていました。周囲の人は遠巻きに写真を撮ったり、不気味がって逃げたりしていましたね。後から知人に聞いたら、海外のアンダーグラウンド系アパレルの宣伝か、個人のアート撮影だったようです。ただ、夜の街で見ると異質すぎて、脳が一瞬処理落ちする感覚がありました。あの強烈な違和感が、ネット上で怪談や都市伝説に化けるのは納得がいきます」

鈴木 陽菜

鈴木 陽菜

テックライター兼ウェブディレクター

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

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