ズッキーニ栽培の成否を分ける受粉術!実がぐんぐん育つプロの極意

ズッキーニ栽培の成否を分ける受粉術!実がぐんぐん育つプロの極意の全体像を詳しく解説してご紹介します。

ウリ科(Cucurbitaceae)に属するズッキーニの最大の特徴は、ひとつの花の中に雌しべと雄しべが同居しない単性花(雄花・雌花)をつける点にある。トマトやナスのような自家受粉しやすい両性花とは根本的に異なる構造だ。

見分け方は極めてシンプル。花の根元に最初から小さなズッキーニの形をした膨らみ(子房)があるのが雌花、細長い花柄の先にスッと立っているのが雄花である。花弁を開いて中を覗き込めば、雌花の中央には柱頭が王冠のように鎮座し、雄花には黄色い花粉をたっぷり蓄えた葯(やく)が突き出ている。

栽培初期に初心者が陥りがちなのが「雄花ばかりが咲いて雌花が咲かない」、あるいはその逆の現象だ。タキイ種苗株式会社などの種苗メーカーが公開する栽培データによれば、ズッキーニは初期生育段階において雄花が先行して多数開花する傾向が強い。これは株自体の体力を蓄えつつ昆虫を誘引するための自然な生理現象であり、焦る必要はない。葉の枚数が増え、株が充実するにつれて雌花の着生率は自然と安定していく。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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