ニキビ跡のケロイド治療最前線|赤いしこりの原因と治し方徹底解説
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激しい炎症を伴う赤ニキビや黄ニキビが真皮深層まで破壊を及ぼすと、皮膚は傷を修復するために大量のコラーゲン線維を産生します。通常であれば傷が塞がると線維の増殖はストップしますが、体質や物理的刺激が加わることで制御機構が破綻し、過剰なコラーゲンが蓄積して硬い結節(しこり)を形成します。これがニキビ跡のしこりや赤みの根本原因です。
臨床上、隆起した病変は「真性ケロイド」と「肥厚性瘢痕」の2つに明確に分類されます。日本形成外科学会の知見に基づき、両者の決定的な差異を整理します。
肥厚性瘢痕は、元のニキビの範囲内に盛り上がりが留まり、数ヶ月から数年の経過で自然に赤みが引いて平坦化することもある病態です。一方、真性ケロイドは元のニキビの境界を越えて周囲の正常皮膚へと染み出すように拡大し、強いかゆみ(掻痒感)や自発痛を伴いながら慢性的に進行する特徴を持ちます。
特にフェイスラインのニキビ跡の盛り上がりや胸・背中のニキビ跡のケロイドは、日常の動作によって皮膚が絶えず引っ張られる「皮膚張力」が強く働くため、線維芽細胞が刺激され続けて悪化しやすい傾向にあります。