鳥取砂丘ラクダ体験の光と影|料金ルールから「かわいそう」噂の現場真相

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現場を訪れた観光客の口コミを精査すると、アクティビティそのものの満足度とは別に、「現地特有のルールを知らずに注意されて嫌な思いをした」という摩擦トラブルが散見されます。その最たるものが写真撮影のルールです。

鳥取砂丘のラクダ乗り場周辺には、「許可のない無断撮影禁止」を喚起する看板が設置されています。砂丘自体は誰でも自由に入れる国立公園ですが、営業活動を行っているラクダを至近距離から単体で撮影したり、記念撮影の背景として無断でフレームインさせたりする行為は有料対象となっています。

「遠くの風景に小さく写り込む程度」であれば問題視されませんが、スマートフォンのズームを使ってラクダのアップを撮影したり、ラクダのすぐ隣に立って自撮りを行おうとしたりすると、スタッフから強い口調で制止されます。ネットの口コミで「スタッフの態度が高圧的だった」と不満を書き込んでいる投稿の多くは、このルールを知らずに無断撮影を試みた結果生じたトラブルです。

運営元が撮影に厳しい姿勢を崩さない背景には、ラクダの飼料代や医療費、調教コストを「写真撮影料(100円〜700円)」という形で回収しているビジネスモデルの都合があります。動物園のような公費支援を受ける施設ではなく、民間事業者が自費で動物の生命を維持している以上、撮影を正当な「対価の発生するサービス」と位置付けている点には留意が必要です。

一方、ルールを理解した上で体験した利用者からの評判・口コミは非常に高水準です。「馬よりも背が高く、立ち上がった瞬間の視界の広さに息をのんだ」「砂丘の稜線と日本海を見渡すパノラマビューは他では味わえない」「スタッフが手慣れた手つきでベストアングルの写真を複数枚撮ってくれた」など、旅のハイライトとして評価する声が圧倒的多数を占めています。

子供二人乗りの現場リアルと注意点

ファミリー層から高い関心を集める子供二人乗りに関しては、現場で厳格な安全基準が敷かれています。前述の通り大人2名の同乗はラクダの背骨を痛めるため一切認められませんが、「大人1名+未就学児」または「小学生以下の子供2名」のペアであれば2,600円で利用可能です。

ただし、ラクダが立ち上がる瞬間と座り込む瞬間には、体が前後に大きく揺さぶられます。地上約2メートル以上の高さに達するため、高所恐怖症の子供が恐怖で泣き出してしまったり、バランスを崩しそうになったりする場面も見られます。乗馬中はスタッフが手綱を引きながら併走してくれますが、子供が怖がりやすい性格である場合は、無理にライドさせず「背にまたがって静止した状態での記念撮影」にとどめておくのが賢明な判断です。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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