おそ松くんイヤミの正体と本名!シェー誕生秘話と歴代声優の真実
おそ松くんイヤミの正体と本名!シェー誕生秘話と歴代声優の真実の基本情報から最新動向までを一挙に解説しました。
イヤミを語る上で欠かせないのが、日本全土を揺るがした一発ギャグ「シェー!」です。片足を高く上げ、両腕を直角に曲げて胸元と頭上に構える奇妙なポーズは、一体どのようにして生まれたのでしょうか。
このシェーのポーズ由来については、赤塚不二夫と当時のフジオ・プロ創設メンバー(古谷三敏ら)による過酷な修羅場が生んだ奇跡として語り継がれています。締め切り間際の深夜、疲労困憊の中で「人間が思い切り驚いたとき、一番情けない格好はどんなものか」を赤塚自らが体を張って実演検証した結果、あの手足を折り曲げた奇妙怪天なフォルムが完成しました。「シェー」という甲高い悲鳴も、驚愕の極致で声が裏返った瞬間の音を文字化したものです。
1960年代半ば、「シェー」の流行は凄まじい規模に達しました。子どもたちが学校で真似をするのはもちろんのこと、1965年の映画『怪獣大戦争』ではゴジラがスクリーン上でシェーを披露。1966年に来日したザ・ビートルズのジョン・レノンがポーズをとった写真が残されているほか、当時の皇太子殿下(現上皇陛下)までもが公の場でシェーのポーズをお茶目に取られたという逸話があるほど、階層や世代を超えた社会現象となりました。
この爆発的な人気に伴い起きたのが、おそ松くんにおけるイヤミの主役抜擢の経緯です。もともと本作の主人公は「六つ子(おそ松、カラ松、チョロ松、一松、十四松、トド松)」でした。しかし、同じ顔を持つ6人を週刊連載の中で描き分けることには構造的な限界があり、物語はやがて「悪知恵を働かせるイヤミ・チビ太」対「団結して迎え撃つ六つ子」という構図へシフトします。やがて読者アンケートでイヤミが圧倒的1位を独占するようになると、赤塚は六つ子を狂言回しに後退させ、イヤミを実質的なピカレスク・コメディの単独主人公へと昇格させたのです。