頬肉整形で「老けた」と後悔する真相|脂肪吸引と除去の適応境界線

頬肉整形で「老けた」と後悔する真相|脂肪吸引と除去の適応境界線にまつわる役立つ知識を詳しく紐解きます。

日本美容外科学会(JSAPS/JSAS)の臨床シンポジウムや学会発表において、バッカルファットの2026年最新の適応基準は「原則として全切除は行わず、高度な下垂が認められるごく一部の症例に限る」という極めて慎重な方針へと転換しています。数年前まで横行していた「小顔治療の入門編」としての乱用は、明確に警鐘が鳴らされています。

バッカルファット除去が正当に適応となる条件

  • 口蓋や頬の内側を頻繁に噛んでしまい、粘膜に慢性的な炎症がある。
  • エラ(下顎角)が張っておらず、下顎骨の基底部に対して深層脂肪の過多が明らかに認められる。
  • 皮膚が極めて分厚く、皮下脂肪層・真皮層ともに十分な弾力性を維持している。

一方で、口元横のたるみやもたつきを解消するジョールファットの脂肪吸引の経過を見ると、術後1ヶ月目から3ヶ月目にかけて強い「拘縮(こうしゅく)」が現れます。脂肪を吸引した空洞部分が線維化して硬縮する治癒反応ですが、この時期に適切なアフターケアを行わないと、フェイスラインが波打つ原因となります。

この皮膚の余りやたるみを予防するために定着したのが、糸リフトとの併用効果です。脂肪吸引によって生じた皮下の剥離面が癒着する過程で、医療用スレッド(PCLやPLA製のリフティング糸)を用いて筋膜(SMAS)方向に引き上げた状態を保持することで、皮膚の密着とタイトニング効果を最大化させます。ただし、糸リフト自体は1〜2年で体内に吸収されるため、「過剰に脂肪を吸いすぎた失敗を糸リフトだけで永久に隠し続けることは不可能である」という事実は認識しておく必要があります。

木村 陽翔

木村 陽翔

テックライター兼ウェブディレクター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest