世界で最も治安が悪い国はどこか?殺人率と外務省危険度から迫る真相
世界で最も治安が悪い国はどこか?殺人率と外務省危険度から迫る真相とは一体何なのか? 専門的な分析を丁寧に紐解いて紹介します。
国際的な統計において「治安の悪さ」を客観的に測る指標の一つが、国連薬物犯罪事務所(UNODC)などが集計する人口10万人あたりの殺人発生率です。この不名誉な数値で長年上位に名を連ねているのが、カリブ海に位置するハイチやジャマイカ、中南米のベネズエラ、エクアドル、そしてアフリカの南アフリカ共和国です。
なかでもハイチは、大統領暗殺以降の政治的空白から武装ギャングが首都ポルトープランスの大部分を実効支配する事態に陥っており、警察機能がほぼ崩壊しています。白昼堂々の身代金目的の誘拐や銃撃戦が日常化し、市民生活は完全に脅かされています。単なるスリや置き引きといった軽犯罪の域を遥かに超え、国家の法執行機関が犯罪組織を制圧できない状態が、世界治安ランキングのワースト上位に定着する決定打となっています。