封印された日本人全滅の悪夢とは?新史料が暴く尼港虐殺の真実
封印された日本人全滅の悪夢とは?新史料が暴く尼港虐殺の真実に関する疑問を分かりやすくまとめました。専門的な情報をチェックしましょう。
事件の舞台となったのは、ハバロフスク地方の北東端、オホーツク海へと注ぐ大河の河口に位置する港湾都市ニコラエフスク・ナ・アムーレ(日本名:尼港)である。冬季には川も海も分厚い流氷で覆い尽くされ、外界との交通・通信がほぼ完全に遮断される極限の地だった。
1918年に始まったシベリア出兵に伴い、この極東の要衝には大日本帝国陸軍の駐屯部隊と約400人近い日本人居留民が生活を営んでいた。商店主、職人、洗濯業者、そしてその家族たち。彼らは現地ロシア人や先住民族と共存しながら、過酷な冬の終わりを待っていた。しかし、1920年2月、その静寂は白銀の大地を越えて現れた異形の軍勢によって無残に打ち破られる。