千と千尋の神隠しの油屋モデル旅館は実在する?泊まれる聖地を徹底比較

千と千尋の神隠しの油屋モデル旅館は実在する?泊まれる聖地を徹底比較の真相や最新動向に迫る! 専門的な視点で紐解きます。

夕暮れ時に明かりが灯った瞬間、息をのむほどの迫力で油屋の姿を現すのが、長野県山ノ内町にある渋温泉 歴史の宿 金具屋です。開湯1300年の歴史を誇る渋温泉街の中央に位置し、昭和11年(1936年)に完成した木造四階建ての客室棟斉月楼(さいげつろう)と大広間は、国の登録有形文化財に指定されています。

斉月楼の外観は、釘を一切使わずに組み上げられた重厚な木造建築。夜になると無数の温かい灯りに照らし出され、屋根の連なりが織りなす立体感は、八百万の神々が集う油屋の巨大な威容そのものです。館内はまるで迷路のように入り組んでおり、廊下や階段の至る所に宮大工の遊び心あふれる装飾が施されています。

宿泊者は、敷地内に湧き出る豊富な自家源泉を引いた「鎌倉風呂」や「浪漫風呂」、趣の異なる5つの貸切風呂など、計8つのお風呂を湯巡りできます。毎夕開催される宿泊者限定の「金具屋文化財巡りツアー」では、九代目館主自らが建物の歴史や隠された建築意匠を解説してくれるため、作品の世界観をより深掘りしたい探訪派にとって外せない体験となります。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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