テゴマス『青いベンチ』が語り継がれる理由|原曲との違いを徹底解剖
テゴマス『青いベンチ』が語り継がれる理由|原曲との違いを徹底解剖にまつわる役立つ知識を分かりやすく発信ます。
本作のボーカルワークを語る上で欠かせないのが、計算し尽くされた歌い分けの妙です。『青いベンチ』の歌詞は、かつて告白できなかった相手への後悔や、時間が経ってから気づく想いの重さを描いています。
Aメロでは、増田貴久の空気を含んだ温かみのある中低音が、静かに過去の記憶を呼び起こすように響きます。続いて手越祐也がフレーズを引き継ぐ際、微細なヴィブラートとエッジボイスを効かせることで、胸に刺さるような切迫感を聴き手に伝えます。
そしてサビでは、増田が芯のある主旋律を支え、その上を手越の高域ファルセットおよび力強いヘッドボイスが包み込みます。特筆すべきはラスサビ前のCメロから大サビにかけての展開です。手越が主旋律を歌い上げながらバックで増田が下ハモで重厚なベースラインを形成し、ラストに向けて手越の突き抜けるフェイクが重なる構造は、二人の圧倒的な歌唱力と声の相性の良さを如実に証明しています。