力士があれだけ太っても糖尿病にならない真相と引退後に潜む命のリスク
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生活習慣病の元凶として医学界で警戒されるのは、内臓の隙間に蓄積する「内臓脂肪」です。内臓脂肪はTNF-αなどの炎症性アディポサイトカインを放出し、インスリンの働きを阻害して動脈硬化や糖尿病を直接誘発します。これに対し、力士の肉体に蓄積している脂肪の大部分は「皮下脂肪」であることが、近年のMRIやCTを用いた学術調査によって明らかになっています。
皮下脂肪はエネルギーを安全に蓄える貯蔵庫として機能し、善玉ホルモンである「アディポネクチン」の分泌を著しく妨げることがありません。力士の超人的な運動負荷は内臓脂肪の燃焼を促進し、余剰エネルギーを皮膚の直下へと効率よく逃がす身体構造を作り上げます。見た目は極度の肥満体型であっても、内臓周囲が脂肪で埋め尽くされた一般的なメタボリックシンドロームとは体内環境の質が根本から異なっています。