2023年夏ドラマ総括!Vivant旋風と配信時代の覇権争いの真相
2023年夏ドラマ総括!Vivant旋風と配信時代の覇権争いの真相の基本情報から最新動向までを一挙に解説しました。
視聴率の数字だけでは測れないドラマの真価は、見逃し配信のデータにこそ如実に表れていました。2023年夏クールのTVer再生数ランキングにおいて、若者を中心に爆発的な支持を集めたのが『トリリオンゲーム』です。Snow Manの目黒蓮演じるハルと、佐野勇斗演じるガクの痛快な起業物語は、テレビのリアルタイム放送時よりもトリリオンゲーム 見逃し配信のアクセスが際立って高く、スマホ画面でテンポよく楽しむ視聴スタイルに完全に合致していました。
また、大人の恋愛観を極めて解像度高く描き出し、放送後に深い余韻を残したのが赤楚衛二主演の『こっち向いてよ向井くん』です。ねむようこの人気漫画を原作とした本作は、10年間恋をしていない33歳のサラリーマン・向井くんが直面する「現代の恋愛の難しさ」を容赦なく描写しました。ネット上に寄せられたこっち向いてよ向井くん 感想では、「刺さりすぎて見ていて胸が痛い」「良かれと思ってやっている言動が完全に裏目に出る生々しさが凄い」といった、30代前後の男女からの悲鳴にも似た共感が殺到しました。
さらに、2023年夏ドラマのおすすめ隠れた名作として絶対に外せないのが、小野花梨と風間俊介がダブル主演を務めたテレビ東京系『初恋、ざらり』と、野島伸司脚本によるテレビ朝日系『何曜日に生まれたの』です。軽度知的障害と自閉症を持つ女性の純粋な恋と葛藤を誠実に描いた『初恋、ざらり』は、ギャラクシー賞月間賞を受賞するなど識者からも絶賛を受けました。派手な宣伝競争の陰に隠れがちだった深夜帯・地方局制作枠にこそ、人間の本質を鋭く抉る珠玉の作品群が眠っていたのです。