90Kgの鉄錫杖を持ち上げる裏技!清水寺「弁慶の杖」の真実

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堂内に並ぶ鉄製の法具のうち、ひときわ異彩を放つのが大小2本の「大錫杖」と「小錫杖」だ。とりわけ大錫杖の重量は公称で約90キログラムを超え、成人男性が全力で挑んでもビクともしないことすら珍しくない。一方の小錫杖でも約14キログラムあり、片手で水平に保つのは至難の業だ。

この大錫杖を少しでも浮かせるには、単なる力任せではない明確な身体の使い方がある。腰を深く落とし、錫杖の根元近くを両手でしっかりと抱え込むように握る。腕の力だけで持ち上げようとせず、背筋と太ももの筋肉を連動させて真上へ重心を引き上げるのが最大のポイントだ。ほんの数センチでも持ち上がった瞬間、周囲からは自然と拍手が湧き起こる。

古来より、この重厚な鉄錫杖を持ち上げたり触れたりすることで、「無病息災」「大願成就」「勝負運向上」といった強烈な功徳が得られると信じられてきた。鋼の重さに触れる行為そのものが、日々の迷いを断ち切る精神修行として受け止められている。

小林 直樹

小林 直樹

トレンドリサーチャー

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

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