レーニンとスターリンの決定的な違いとは?後継者遺書が明かす衝撃の真相

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思想面における分岐点も極めて大きい。レーニン率いる当初のボリシェヴィキにとって、ロシア革命は世界同時革命の導火線に過ぎなかった。西欧の先進資本主義国で労働者革命が連鎖して初めて、後進国ロシアの社会主義建設は成功するという国際主義のヴィジョンをレーニンとトロツキーは共有していた。民族自決を掲げ、旧ロシア帝国の枠組みを解体して平等な共和国の連合体を目指した背景には、世界革命への強い期待があった。

だが、ドイツ革命の挫折などによって西欧革命の波が引くと、スターリンは「一国社会主義論」を打ち出す。ソビエト連邦という単一国家の枠内で社会主義を完成させることが可能であり、防衛のためには急進的な重工業化と軍備拡張が最優先されるという論理だ。この路線転換は、世界史の潮流を大きく変えた。世界革命の推進拠点だった国家は、強固な国境と強大な軍事力を持つ閉鎖的な要塞国家へと再編され、愛国主義や大ロシア主義がイデオロギーとして再評価される皮肉な結果を生んだ。

阿部 裕樹

阿部 裕樹

エンタメ専門ジャーナリスト

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

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