なぜ半世紀も大ヒット?ギンビス「アスパラガス」が愛され続ける秘密を徹底解剖
なぜ半世紀も大ヒット?ギンビス「アスパラガス」が愛され続ける秘密を徹底解剖について知っておくべき 理由を厳選して解説いたします。
1968年、戦後の高度経済成長期に産声を上げたのが「アスパラガスビスケット」だ。創業者の宮本芳郎氏率いる株式会社ギンビスは、当時としては画期的な棒状の焼き菓子を世に送り出した。野菜のアスパラガスの形状をモチーフにした独特の4節のくびれは、単なるデザインではない。指で持ちやすく、ひとくちサイズに折りやすいという、計算し尽くされた機能美が込められていたのだ。
当時の製菓業界において、甘いクッキーやビスケットが主流を占める中、塩味とごまの風味を効かせた味わいは挑戦的な試みであった。さらに、このスティック構造によって焼成時の熱が内部まで均一に通り、サクサクとした軽い食感を実現。他社の追随を許さないロングセラーの基盤は、緻密な技術力によって作られたのである。