なぜ街路樹にヤマボウシが急増?ハナミズキとの決定的な違いと実の真相
なぜ街路樹にヤマボウシが急増?ハナミズキとの決定的な違いと実の真相についての疑問解決ガイドをお届けします。
耐病性に定評のあるヤマボウシですが、都市特有の環境ストレスによって害虫被害が発生することがあります。
特に注意が必要なのが、初夏から夏にかけて発生する「アメリカシロヒトリ」や「イラガ」などの食葉性害虫です。放置すると青葉が一気に食害され、景観が損なわれるだけでなく、イラガの幼虫(トゲに毒を持つ毛虫)が歩行者に触れる危険が生じます。また、幹の中に潜り込んで樹勢を弱らせる「テッポウムシ(カミキリムシの幼虫)」の食害にも警戒が必要です。
うどんこ病に対してはハナミズキよりも圧倒的に強い耐性を示すものの、枝が過密になって風通しや日当たりが悪化すると、まれに葉の表面が白くなる症状が出ます。自治体や造園業者は、定期的な巡回点検と適切な透かし剪定による通気性の確保、必要最小限の安全な薬剤防除を組み合わせることで、健康な樹冠の維持に努めています。