間質性肺炎の画像パターン徹底解説!UipとNsipのCt所見と鑑別点
話題沸騰中の 間質性肺炎の画像パターン徹底解説!UipとNsipのCt所見と鑑別点について、多角的な視点を整理して公開しています。
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特発性間質性肺炎(IIPs)をはじめとする間質性肺疾患は、国際分類基準(ATS/ERS/JRS/ALAT合同ステートメント)に基づき、CT画像パターンによって厳格にカテゴリー分けされています。代表的なパターンであるUIP、NSIP、COPの特徴と相違点を整理しました。
画像パターン主たるHRCT画像特徴病変の主たる分布予後・治療反応性の傾向UIPパターン
(通常型間質性肺炎)蜂巣肺(必須)、牽引性気管支拡張を伴う網状影。すりガラス影は軽微または線維化に伴うもののみ。胸膜直下・肺底部優位
病変の不均一な混在(斑状分布)特発性肺線維症(IPF)の典型像。ステロイド無効、抗線維化薬の早期導入が基本。進行性で予後厳重。NSIPパターン
(非特異性間質性肺炎)対称性のすりガラス影、牽引性気管支拡張、網状影。蜂巣肺は原則みられない(あってもごく軽微)。胸膜直下の温存(Subpleural sparing)が特徴。両側下肺野優位
比較的時間的・空間的に均一膠原病に伴う頻度が高い。ステロイドや免疫抑制薬に対する反応性が概して良好で、UIPより予後良好。COPパターン
(器質化肺炎)斑状の浸潤影(コンソリデーション)やすりガラス影。気管支を取り囲む陰影や逆転ハロー徴候(Atoll sign)が出現。気管支血管束周囲または胸膜直下
遊走性(陰影の場所が移動)ステロイド治療に対する反応性が極めて良好。減量時の再発リスクはあるが、線維化を残さず寛解しやすい。過敏性肺炎(HP)パターン小葉中心性のすりガラス結節、モザイク減衰(空気トラッピング所見)、進行例では牽引性気管支拡張。上肺野・中肺野優位
小葉単位の不均一な陰影抗原(鳥関連、カビ等)の吸入回避が最重要。早期なら可逆的だが、慢性線維化型に移行すると難治化。
特発性間質性肺炎 ガイドラインにおけるUIPパターンの判定基準は、確実例(UIP pattern)、可能性例(Probable UIP pattern)、分類不能・判定保留(Indeterminate for UIP)、他疾患示唆(Alternative diagnosis)の4段階に厳密に分類されます。特に「確実例」または「可能性例」に該当し、明らかな原因疾患(膠原病や環境曝露など)がない場合、特発性肺線維症 IPF 画像診断として外科的肺生検を省略して診断が確定できる体制が確立しています。