新宿「名曲珈琲らんぶる」地下大空間の引力と混雑・喫煙の真実

新宿「名曲珈琲らんぶる」地下大空間の引力と混雑・喫煙の真実の注目されている理由を専門的かつ分かりやすくまとめました。全体像を一目で把握できます。

戦後間もない1950年、焼け跡から復興へと向かう新宿の街に産声を上げたのが「名曲珈琲らんぶる」です。かつてクラシックレコードが極めて高価だった時代、一杯の珈琲で優雅な音響に浸ることができる名曲喫茶は、文化人や学生たちにとって知的なオアシスでした。都内でも多くの名曲喫茶が時代の波に押されて姿を消す中、らんぶるは独自のスタイルを保ちながら営業を継続。激動の昭和、平成、令和を駆け抜け、名曲喫茶の新宿における生きた歴史を今に伝えています。

同店最大のアイデンティティは、地上エントランスからは想像もつかない名曲珈琲らんぶるの地下座席にあります。1階レジ脇の階段を下りると、視界が一気に開けるメゾネット構造のフロアが登場。地下1階から地下2階を見下ろす吹き抜け空間には、約200席以上の赤いビロード張りソファーが整然と並びます。宮殿のサロンを彷彿とさせるこの空間設計は、建築的な見地からも極めて貴重であり、足を踏み入れた瞬間、誰もが映画のワンシーンに迷い込んだかのような錯覚を覚えます。

吉田 誠

吉田 誠

インテリア&ライフスタイルコーディネーター

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest