元国家安保局長・北村滋の現在|安倍政権の懐刀が放つ驚きの活動と実態
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北村滋氏を語るうえで極めて興味深いのが、その出自と家族の物語です。「国家権力の番人」として治安・安保の頂点に上り詰めた北村氏ですが、その家庭環境は保守一色ではありませんでした。
父は著名な弁護士であり、日本弁護士連合会副会長を務めた北村哲男氏です。哲男氏は単なる法曹重鎮にとどまらず、1990年代には日本社会党(後に社会民主党)から参議院議員、衆議院議員を務めた革新系の政治家でもありました。人権派弁護士として弱者の権利救済に尽力した父と、国家権力の治安維持組織である警察庁に入った息子。一見すると政治信条は正反対に見えます。
しかし、父子の関係は決して断絶していたわけではありません。関係者の証言によると、家庭内では常に理路整然とした議論が交わされ、父・哲男氏が重んじた「人権を守るための厳格な法解釈」の精神は、息子の官僚人生における強固なリーガルマインドとして受け継がれました。国家機密を扱う職務の性質上、自身の妻や子どもといった私生活の詳細は一切公にされていませんが、親族関係者からは家庭を大切にする穏やかな家父長としての一面も語られています。