アルトリコーダー指使い表完全解説!運指のコツと高音攻略
アルトリコーダー指使い表完全解説!運指のコツと高音攻略の見逃せないポイントをわかりやすく整理しました。
音楽科の指導教官やプロ奏者の現場検証において、学習者の約7割が最初につまずくポイントとして挙げるのが「最低音の掠れ」と「オクターブ上の高音が出ない」という2大トラブルです。
アルトリコーダー最低音出し方の極意
アルトリコーダーの最低音「ファ(低音F)」は、すべての穴を隙間なく塞ぐ必要があります。音が裏返って「ピー」と鳴ったり、カサカサとした空気音しか出ない場合、主な原因は「指の隙間」と「息の強すぎ」の2点にあります。
- 指の腹の柔らかい部分を使う:指先を立てて穴を塞ごうとすると、関節の筋でわずかな隙間が生じます。指を寝かせ気味にし、指紋の中心部で穴全体を吸着させるイメージで押さえます。
- 温かい息を静かに送り込む:冬場に冷えた手に「ハー」と息を吹きかけるときの、太く温かい息(低速の空気)を楽器の中に充填させる意識で吹き込みます。
アルトリコーダー指使い高音を制する「サミングのコツ」
第2オクターブ以上の高い音(高いソ、ラ、シ♭、ド、レなど)を演奏する際は、裏面の0番穴を使ったサミングのコツリコーダー技術が必須となります。
サミングとは、左手親指の穴を「全開」にするのではなく、「上部にわずか1〜2ミリの三日月状の隙間を作る」動作です。穴を大きく開けすぎると倍音が得られず、甲高い異音(オーバーブロー)が発生します。親指の爪の先を穴のフチに軽く食い込ませるようにして手前に少し折り曲げ、親指自体を大きく動かさずに微細な隙間を作るのが成功の秘訣です。息のスピードは低音時よりもやや鋭く、細い息を遠くに届ける感覚でコントロールします。