マチあり紙袋の作り方と展開図|失敗ゼロで美しく仕上げる完全設計術
マチあり紙袋の作り方と展開図|失敗ゼロで美しく仕上げる完全設計術の重要ポイントをお届けします。専門的な知識が満載です。
手作り紙袋の品格と耐荷重を一気に市販品レベルへと引き上げる最後のピースが、インナーの補強処理とハンドル(持ち手)のフィニッシュです。特に重さのある焼き菓子やコスメボトルなどを入れる場合、底部への加重分散は避けて通れません。
ここで威力を発揮するのが、底板補強厚紙の入れ方の技術です。厚さ1mm前後のボール紙や厚紙を、完成した袋の「底面の内寸(幅 × マチ)」より縦横それぞれ「約2mm小さく」切り出します。大きすぎると袋の角を内側から突き破り、小さすぎると底面中央で遊んでしまい荷重を均等に受け止められません。この厚紙の裏面に軽く両面テープを貼り、袋の内底にピタリと据え付けるだけで、底抜けの懸念はほぼ完全に払拭され、底面がピンと張った美しい箱型の佇まいが保たれます。
続いて、袋の表情を決定づける紙袋持ち手の付け方と穴あけです。袋口の折り返し部分の内側に、持ち手の引っ張り強度を担保するための「口芯(細長く切った厚紙)」をあらかじめ仕込んで接着しておきます。その上で、1穴パンチ等を用いて穴を開けます。穴の位置は、袋の端から25〜30mm、袋口上端から15〜20mm下がった位置が最も美しく、荷重バランスに優れた黄金比率です。
通す紐には、アクリルスピンドルコードやワックスコード、上質なサテンリボンなどが適しています。穴の周囲に金属製のハトメ(金具)をハトメパンチで打ち込めば、破断強度が向上するだけでなく、既製品と見紛うばかりの端正なビジュアルに仕上がります。金具を使わない場合は、紐の先端を八の字結び(エイトノット)にして内側で留めるか、紐の両端を口折りの間に挟み込んで強力両面テープで圧着する「挟み込み留め」を採用すると、すっきりとしたミニマルな外観が手に入ります。