男子バレー日本代表はなぜ強い?世界ランク4位躍進の深層と新時代
男子バレー日本代表はなぜ強い?世界ランク4位躍進の深層と新時代について分かりやすく解説いたします。最新の情報をお届けします。
戦術の骨格を体現しているのが、世界のトップシーンで存在感を示すBIG3の存在です。
主将の石川祐希は、世界最高峰のイタリア・セリエA「シル・サフェーティ・ペルージャ」でも不動の主力としてチャンピオンズリーグや国内リーグを制覇。自著や現地インタビューで「勝つことが当たり前の集団でしか学べないメンタリティがある」と語った通り、勝負どころの1点を必ずもぎ取るキャプテンシーは世界一のパイプヒッターとしての評価を不動のものにしています。
攻守の要である高橋藍は、イタリア・モンツァでの大躍進を経て、新たに発足した大同生命SV.LEAGUE(サントリーサンバーズ大阪など)でも記録的な存在感を放っています。国内外の複数クラブによる争奪戦の末、年俸換算で1億円超とされる大型契約や国内外のグローバルブランドとのスポンサーシップを結び、名実ともにバレー界のアイコンへ成長しました。特筆すべきは、世界トップランクのリベロに匹敵するレセプション成功率を維持しながら、バックアタックを打ち切る驚異的なフィジカルスタミナです。
そして、最もドラマチックな軌跡を描いているのがオポジットの西田有志です。原因不明の発熱や度重なる怪我による長期離脱を乗り越え、夫人である古賀紗理那さんとの二人三脚で食生活やフィジカルトレーニングを徹底的に見直しました。復帰後の西田は、かつての腕力頼みの強打から、相手ブロッカーの指先を狙うブロックアウトや絶妙なリバウンド処理を織り交ぜるクレバーさを獲得。「バレーができる日常の尊さ」を公の場で吐露したその姿は、コート上で凄まじいエナジーとなってチームを牽引しています。