神話の原点が空前の静かなブームに。なぜ今、日本最古の聖地「花の窟」へと向かう旅人が絶えないのか【2026現地取材】
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2004年にユネスコ世界文化遺産に登録された「紀伊山地の霊場と参詣道」。その構成資産の一つであるこの聖地は、伊勢神宮から熊野三山を目指す「熊野古道・浜街道」の沿道における屈指のハイライトだ。
目の前に広がる砂利浜「七里御浜」の荒波と、背後に覆いかぶさる巨岩。過酷な巡礼の旅を続けてきた旅人たちにとって、ここは旅の無事を感謝し、自らの内面と深く向き合うための重要な節目であった。今、密度の高い体験を求める現代のハイカーたちが、この浜街道を歩き、波音を聴きながら参拝するスタイルを再評価している。