キングギドラ『公開処刑』の真相|Kjディスの理由と歴史的ビーフを徹底解説
キングギドラ『公開処刑』の真相|Kjディスの理由と歴史的ビーフを徹底解説の全体像を詳しく解説してご紹介します。
『公開処刑』における最大の焦点は、ZeebraによるDragon AshのKj(降谷建志)への直接的なディスでした。かつて2人は、1999年にリリースされ90万枚近い大ヒットを記録した『Grateful Days』(Dragon Ash feat. Aco, Zeebra)で共演し、日本の音楽史に残る親密なコラボレーションを見せていた間柄だったからです。
必読記事
蜜月関係にあったはずの2人が対立へと舵を切った背景には、いくつかの決定的な要因が存在していました。
最大の引き金となったのは、共演以降のKjの楽曲における「Zeebraのフロウや歌い回し、スタイルの模倣疑惑」です。特にDragon Ashが2000年にリリースしたシングル『Summer Tribe』などで見せたKjのラップアプローチやステージ上での所作が、あまりにもZeebra本人に酷似していたことが発端となりました。
Zeebraは後に自身の自伝『HIP HOP LOVE』などでも触れていますが、リスペクトの範疇を超えて自身のトレードマークであるフロウやダミ声のニュアンス、アピアランスまでもが無断でコピーされ、それが「Dragon Ashのオリジナル」として巨大なマス層に消費されていくことへの強い危機感と憤りがあったと明かしています。
パイオニアとして命を削ってカルチャーを築いてきたストリートの自負と、それをポップアイコンとして軽やかに消費していくメジャーシーンへの強烈なアンチテーゼが、あの一撃へと昇華されたのです。