麻原彰晃「飛ぶやつ」のからくりと真相|空中浮揚写真の撮影トリック
話題沸騰中の 麻原彰晃「飛ぶやつ」のからくりと真相|空中浮揚写真の撮影トリックについて、詳しいまとめをご紹介しています。
ネットカルチャーにおいて、「麻原彰晃 飛ぶやつ」はコラージュ画像や大喜利の素材として半ばギャグのように扱われるケースが後を絶ちません。しかし、ジャーナリズムの視点から厳しく指摘しなければならないのは、「空中浮揚という虚構こそが、その後の凄惨な無差別殺傷事件の入口であった」という歴史的事実です。
教団はこの写真によって「自分たちは現代科学を超えた高次元の真理を体得している」と喧伝し、純粋な探求心を持つ若者たちを囲い込みました。密室での修行、財産の全額布施、出家制度による社会からの隔絶へと段階的にエスカレートさせ、最終的には坂本堤弁護士一家殺害事件、松本サリン事件、そして1995年の地下鉄サリン事件という前代未聞の国家転覆テロへと突き進んだのです。
荒唐無稽なジャンプ写真を単なる「面白い画像」として笑い飛ばす態度は、その裏で人生を狂わされた信者たちや、無辜の命を奪われた被害者・遺族の苦痛を不可視化し、カルトによる洗脳の暴力性を矮小化させる危うさを孕んでいます。