竹下登の消費税導入はなぜ再燃?歴史的功績と功罪の全貌を暴く

竹下登の消費税導入はなぜ再燃?歴史的功績と功罪の全貌を暴くについての真相をお届けします。

竹下登という政治家を語る上で欠かせないのが、自民党史上最強と謳われた派閥「経世会(竹下派)」の鉄の結束と、昭和のフィクサー・金丸信らと築いた「竹下・金丸支配」の政治構造です。

田中角栄の元から独立し、1987年に田中派の大半を掌握して旗揚げした経世会は、数とカネ、そして各省庁への強大な影響力(族議員の統括)を誇りました。竹下の手腕は「気配りと根回しの達人」「汗は自分でかき、手柄は人に与える」と称され、野党幹部に対しても徹底した懐柔工作と裏取引を行うことで、国会審議を突破していきました。

しかし、その絶頂期に直撃したのが戦後最大の構造汚職「リクルート事件」でした。未公開株の譲渡を巡る疑惑は自民党首脳部や官僚トップにまで広がり、竹下本人や秘書への巨額資金提供が発覚。1989年4月、消費税の施行とほぼ時を同じくして、竹下は予算成立を見届けての退陣表明を余儀なくされました。さらにその直後、竹下の最側近であった青木伊平秘書が自死するという悲劇も発生し、世論の反発は頂点に達したのです。

後年、孫であるタレントのDAIGO氏がテレビ番組などで祖父のエピソードを親しみやすく語ったことで、若い世代の間では「人柄の温かいおじいちゃん」としてのイメージが浸透しました。しかし、歴史の現場を知る世代にとっては、「凄まじい集金力と権力闘争を生き抜いた昭和の怪物」という二面性が強く刻まれています。

佐々木 一輝

佐々木 一輝

ビジネス戦略アナリスト

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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