マックの値段推移を徹底解剖!創業期から最新値上げと得する注文術
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1971年7月、東京・銀座のみつばちやビル1階に「日本マクドナルド」の1号店が誕生した。創業者の藤田田(ふじた でん)は、アメリカの食文化をそのまま日本へ持ち込み、当時の若者文化を鮮やかに塗り替えた。創業当時のハンバーガー1個の価格は80円。当時の物価水準を考慮すれば決して安価な軽食ではなく、都会的なライフスタイルを象徴するモダンな食べ物だったのだ。
やがて時代はバブル崩壊後の平成デフレ期へと突入する。1990年代後半から2000年代初頭にかけて、日本マクドナルドは過酷な価格競争の渦中に身を投じた。1995年の「サンキューセット(390円)」に始まり、2000年には平日限定でハンバーガーを65円、2002年にはついに59円へと引き下げる破格の値下げを敢行。街頭には長蛇の列ができ、外食産業全体にデフレ心理を深く植え付ける契機となった。
さらに2005年、業界を震撼させた「100円マック」が投入される。ハンバーガーやドリンク、ソフトツイストを100円ワンコインで提供するこの施策は、圧倒的な集客力を誇った一方で、ブランドイメージの固定化や収益性の圧迫という諸刃の剣でもあった。ファストフードの代名詞として「安さ」が前面に押し出された時代である。