藤原道長を蝕んだ糖尿病の真相!古記録が明かす失明と壮絶な最期
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なぜ千年前の平安貴族が、現代病の代表格である糖尿病を発症したのでしょうか。その根本的な理由は、当時の特権階級ならではの偏った食生活と極端な運動不足にありました。
平安貴族の主食は、精白された白米(強飯・こわめし)で、1日に数合もの白米を消費する超高炭水化物食でした。おかずは保存性を重視した塩漬けや干物が中心で、味付けには塩や酢、そして極めて貴重だった甘味料「甘葛(あまつら)」が使われました。生野菜や海藻を食べる習慣は乏しく、ビタミンや食物繊維が慢性的に不足していたのです。
さらに、宴のたびに大量に振る舞われる酒(当時の濁酒は糖度が高い)を浴びるように飲み、移動はすべて牛車に頼るため、日常的な運動量は皆無に等しい環境でした。加えて、天皇の外戚として権力を維持し続けるための苛烈な権力闘争とプレッシャーによる慢性的なストレスが重なり、血糖コントロールを致命的に破壊していったのです。