ジブリが惚れた江戸東京たてもの園|見どころと混雑対策を徹底検証
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約7ヘクタールの園内は「センターゾーン」「東ゾーン」「西ゾーン」の3つに区分されており、それぞれ異なる時代の空気感を放っています。
東ゾーン(下町通りと商家の活気):前述の「子宝湯」「武居三省堂」をはじめ、化粧品店の「村上精華堂」、乾物屋の「大和屋本店」、生花店の「花市生花店」などが軒を連ね、昭和初期の下町商店街が完全に再現されています。夕暮れ時の街灯が灯る時間帯は、レトロな写真撮影スポットとして屈指の美しさを誇ります。
西ゾーン(山の手の邸宅とモダニズム):大正・昭和初期の近代建築愛好家を唸らせるのが西ゾーンです。日本の近代建築運動を牽引した建築家・前川國男の自邸(前川國男邸・1942年竣工)は、戦時下の資材統制の中で建てられたとは思えない開放的な吹き抜けサロンと障子越しの美しい自然光が見事に調和しています。さらに、ドイツ人建築家ゲオルグ・デ・ラランデの居住した洋館「デ・ラランデ邸」など、ハイカラな山の手文化を象徴する名建築が揃っています。
センターゾーン(歴史の転換点と伝統美):ビジターセンター(旧光華殿)を抜けると、2・26事件の現場としても歴史的に名高い「高橋是清邸」が現れます。総栂(つが)普請の重厚な和風邸宅であり、2階の座敷から望む庭園の借景は息を呑む静寂を湛えています。