鶏肉の部位完全図鑑!もも・むね・希少部位の味とカロリーを徹底比較
鶏肉の部位完全図鑑!もも・むね・希少部位の味とカロリーを徹底比較の要点や背景を丁寧にまとめました。最新トレンドを一目で把握できます。
鶏肉を使いこなす第一歩は、日常的によく使われる基本部位の構造と肉質の違いを把握することです。鶏は牛や豚に比べて小柄な家禽(かきん)ですが、運動量の多い部位とそうでない部位で、赤筋(遅筋)と白筋(速筋)の割合が明確に分かれています。
鶏もも肉は、鶏が歩行や体重維持のために日常的に使う足の筋肉です。ミオグロビンや鉄分を適度に伴う赤身肉で、筋繊維の間に適度な脂肪組織が入り込んでいます。この構造により、加熱しても肉汁が流出しにくく、ジューシーでコクのある濃厚な旨味が生み出されます。唐揚げ、煮込み料理、照り焼きなど、しっかりとした味付けや長時間の加熱を伴う料理に最適です。
対照的に鶏むね肉は、飛翔のための瞬間的な出力を担う胸筋です。白筋が主体で脂肪分が極めて少なく、あっさりとした風味が特徴となります。最大の特徴は、細胞の酸化を防ぎ疲労感を軽減するとされるペプチド「イミダゾールジペプチド」を豊富に含む点です。一方で筋繊維が太く水分が抜けやすいため、強火で加熱しすぎるとパサつきやすい特性を持ちます。
むね肉の内側に位置するささみ(小胸筋)は、鶏肉の中で最も運動量が少ない部位です。形状が笹の葉に似ていることから名付けられ、脂肪をほとんど含まない純度の高いタンパク質のかたまりといえます。繊維が細かく柔らかいため、蒸し鶏やサラダ、湯引きなどの繊細な加熱調理で本領を発揮します。
手羽エリアは、根元の「手羽元」、中間の「手羽先」、先端の「手羽端」に分かれます。手羽先は皮とゼラチン質(コラーゲン)が豊富で、骨から出る出汁の旨味とパリッと香ばしい皮の食感を両立できるため、煮込みスープや揚げ物、塩焼きに重宝されます。