夕霧そば瓢亭の現在と閉店噂の真相|名物柚子切りと食べ方の極意

今注目を集めている 夕霧そば瓢亭の現在と閉店噂の真相|名物柚子切りと食べ方の極意について、多角的な視点をご紹介しています。

瓢亭の歴史は、1952年(昭和27年)に始まります。看板メニューである「夕霧そば」のルーツは、江戸時代の元禄文化にまで遡ります。

店が位置する「露天神社(通称:お初天神)」は、劇作家・近松門左衛門の人形浄瑠璃『曽根崎心中』の舞台として有名です。しかし、名物そばの名称は、同じく近松の名作『心中天網島』や歌舞伎狂言でも語り継がれる大坂・新町の名妓「夕霧太夫(ゆうぎりたゆう)」の気品ある美しさにちなんで命名されました。

夕霧太夫を偲び、その艶やかさを蕎麦で表現するために考案されたのが、蕎麦打ちの高度な技術である「柚子切り(ゆずぎり)」です。

蕎麦の実の中心部からわずかしか取れない純白の「更科粉(御前粉)」をベースに、厳選された柚子の表皮のみを極細かくすりおろして練り込みます。使用される柚子は、毎年11月から12月にかけて徳島県および高知県の契約農家から1年分を仕入れ、手作業で丁寧に皮を剥いて大切に冷凍保存されています。合成着色料や人工香料などの添加物には一切頼らず、天然果皮のみが放つ上品な香りと、ほんのり淡い桜色・象牙色の麺肌が瓢亭ならではの真骨頂です。

山崎 陸

山崎 陸

ガジェット&アプライアンスライター

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

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