田岡一雄の生涯と真相|美空ひばり・ベラミ事件から家族の現在まで徹底解剖
田岡一雄の生涯と真相|美空ひばり・ベラミ事件から家族の現在まで徹底解剖にまつわる最新トピックを詳しく紐解きます。
田岡一雄の生涯において、組織の運命を大きく変えた最大の危機が1978年(昭和53年)7月11日に発生した「ベラミ事件」です。京都市東山区の高級クラブ「ベラミ」でくつろいでいた田岡は、背後から忍び寄った大日本正義団の鳴海清によって38口径の拳銃で狙撃されました。
銃弾は田岡の首の後ろを貫通。奇跡的に頸動脈や神経の致命的損傷を免れたものの、一時は心肺停止寸前の重篤な状態に陥りました。絶対的なカリスマが白昼堂々と撃たれたという事実は列島を震撼させ、山口組内部には激震が走ります。狙撃犯の鳴海は逃走の末、同年9月に六甲山中で無残な変死体となって発見されるという凄惨な結末を迎えました。
この事件は、田岡の肉体に不可逆的な打撃を与えただけでなく、警察当局による全国規模の一斉取締りを決定づけました。奇跡的な生還剧は「田岡一雄 伝説」として神格化に拍車をかけた一方、晩年の健康状態を著しく悪化させる直接の引き金となったのです。