バレーの突き指テーピング決定版!可動域を残す部位別固定術と応急処置

バレーの突き指テーピング決定版!可動域を残す部位別固定術と応急処置にまつわる興味深い視点を詳しく紐解きます。

「たかが突き指だから、2〜3日放っておけば治るだろう」という安易な自己判断は、取り返しのつかない関節障害を引き起こす最大の温床です。実際には、激しい外力によって腱が骨を引っ張り、骨片が剥がれる「裂離骨折(剥離骨折)」を起こしているケースが非常に多く存在します。手遅れになると骨が変形したまま癒合し、関節が曲がらない、あるいは伸びきらない後遺症が生涯残ることになります。

競技現場で即座にチェックすべき、バレーボールの突き指と骨折の見分け方の判断基準は以下の4点です。

第1に、指の第1関節(DIP関節)がだらりと曲がったまま自力でピンと伸ばせない場合。これは伸筋腱の断裂、もしくは骨片を伴う剥離骨折(マレットフィンガー)の典型例です。
第2に、皮下出血(内出血)が指全体に広がり、紫色や赤黒く変色してパンパンに風船のように膨れ上がっている場合。
第3に、指の軸方向に沿って指先から根元に向かって軽くトントンと叩いた(軸圧痛)際に関節の奥深くに激痛が走る場合。
第4に、安静時でもズキズキと脈打つような激痛が続き、氷で冷やしても痛みの強さが変わらない場合です。

受傷から1週間以上が経過してもバレーボールの突き指の痛みが引かない理由は、靭帯の完全断裂、関節を覆う「掌側板(しょうそくばん)」の挟み込み、あるいは未診断の微小骨折が放置されたまま骨癒合不全を起こしている可能性が極めて濃厚です。

このような異常を感じた場合、バレーボールの突き指で病院は何科に行くべきか、受診の目安について迷う必要はありません。行くべきは接骨院や整体院ではなく、レントゲンや超音波(エコー)検査設備を備えた「整形外科」、可能であれば日本手外科学会が認定する「手の外科専門医」が在籍する医療機関です。微細な骨片は一般的なレントゲン1方向の撮影では見落とされることも多く、斜位撮影や高解像度エコー検査によって初めて剥離骨折と確定診断されるケースが多々あります。受傷後48時間以内の正確な初期診断が、その後の選手生命を担保します。

前田 葵

前田 葵

サステナビリティ研究家

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。

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