住職とは?僧侶や和尚との決定的な違いや年収・跡継ぎ事情を徹底解説
住職とは?僧侶や和尚との決定的な違いや年収・跡継ぎ事情を徹底解説について知っておくべき 理由を厳選して解説いたします。
住職になるためには、単に「お寺の子どもに生まれた」だけでは資格を満たせません。各宗派の宗規に定められた正規のプロセスを履修し、所定の資格を取得する必要があります。
住職になるには、大きく分けて以下のステップを踏む必要があります。
- 得度(とくど):師僧(師匠となる僧侶)を定め、仏門に入る儀式を受ける。ここで戒名を授かり、僧侶見習いとしての第一歩を踏み出す。
- 修行道場での加行(けぎょう)または仏教系大学での単位取得:宗派が指定する本山や専門道場(修行道場)に入堂し、数カ月から数年にわたる厳しい規律のもとで読経、作法、瞑想、講義などの修行を行う。駒澤大学(曹洞宗)、龍谷大学・大谷大学(浄土真宗)、立正大学(日蓮宗)、大正大学(天台宗・浄土宗・真言宗豊山派/智山派)、高野山大学(高野山真言宗)などの仏教系大学で指定科目を修めて資格要件を満たすルートも一般的。
- 僧籍の登録と「教師資格」の取得:宗派の試験に合格し、宗務庁に僧籍が正式登録され、住職就任に必要な「教師(僧階)」資格を授与される。
- 住職任命(辞令交付):空き寺や後継の寺院において檀家総代会の推薦や包括宗教法人(本山)の承認を受け、管長からの辞令交付を経て正式に着任(晋山式・就任式)する。
日本の仏教界では住職の世襲が慣例化していますが、血縁関係がない一般家庭出身者であっても、師僧を見つけて得度し、正規の修行と教師資格を取得すれば住職になる道は開かれています。後継者難に悩む寺院と後継者希望者を結びつける宗派内のマッチング制度も導入が進んでいます。