【なぜ休館?】資生堂アートハウス一般公開終了の真相と再開予定を徹底解説
【なぜ休館?】資生堂アートハウス一般公開終了の真相と再開予定を徹底解説について知っておくべき 理由を分かりやすく解説いたします。
資生堂アートハウスを語る上で欠かせないのが、建築家・谷口吉生氏と高宮眞介氏の共同設計によって誕生したアイコニックな建築空間です。1978年に完成した本館は、翌1979年に日本建築学会賞(作品賞)を受賞。谷口氏の美術館建築の原点にして最高峰のひとつと評されています。
銀色に輝くアルミニウムパネルとミラーガラスで構成された幾何学的な外観は、周囲の芝生と空を映し出し、自然と人工物の見事な調和を生み出しています。内部空間は、光が美しく降り注ぐロビーから回遊式の展示室へと流れるように連続し、美術品を鑑賞するための極めて純度の高い静寂を提供していました。
ネット上では「一般公開の終了に伴い、建物が取り壊されるのではないか」という懸念の声も上がりましたが、資生堂側は名建築としての歴史的価値を深く認識しており、厳格な空調管理と定期保守のもとで建物を保存しています。1992年に増設された隣接の「資生堂企業資料館」とともに、日本の近現代建築史に刻まれるランドマークとしての保全体制は現在も維持されています。